ピンクスパイダー @ 東京グローブ座 [追記済]

2011.03.24 - 23:51

26日17:58追記
チケットを取っていたのに地震で中止になった
15日(defspiralのアフタートーク付)の振り替え。
 ↑
INORAN@リキッドと連日にして遠征予定だった

正直、そこまでの期待はありませんでした。
何故なら私は "お芝居" に拒絶反応があって。
"演技" という表現方法が嫌いで。
ドラマとか、ホント吐けそうに嫌い。
だから、いくらバンド・サウンドが好きでも、
コンテンポラリーはじめとするダンスが好きでも、
ミュージカルもどちらかといえば苦手で。
いままで唯一の例外は、RENTだけ。

だから、期待はゼロだったんですよね。

もちろんhideの曲は好きで。
defspiralの音が好きで。
その音を聴きたかったのが半分、キャストに放り
こまれてどぎまきしているであろうTAKA氏を、
半ば笑いに行ったのが半分…かな?


そんないい加減さで、昼の部を観て、結局、
夜の部も観て。←他に行きたいライヴなかった

歌詞がスラスラと完璧に出てくる自分に
苦笑しながら、誰にでもよくある話で、
何処にもないストーリーを楽しめた。
これはたぶん、私のストーリーでもあって、
きっとhide自身のストーリーでも、あるのです。


渡辺エスと高橋メルの昼と、
武田エスと高橋メルの夜。

作品としての出来(演出とか構成とか)よりは、
キャスト依存的な部分が多く、その分ライヴ的で。

私自身の好感としては、武田エス派なのだけれど
(技量的にやはり圧倒的に)、渡辺エスの方が
普通にふっつうのひとっぽい分、隠世(かくりよ
=PSYCHOMUNITY)と現世の対比が、鮮やかで
解りやすく出ていたかも。

その点 武田エスは、ちゃんとステージの上の、
ある意味 向こう側のひと然としているのです。
キャリアって面白いもので、専門外の人間にも
意外と透けて見えちゃったりして怖いですね。


最初の、チケットを破るシーンは、すごく
抽象的ではあるのですが、非常に象徴的で。
夢へのチケットを、自分で破ってしまう人って、
実は少なくないと思うのです。
いろんな理由を作って(今作中では『羽根が
なくて』)、諦める理由を探し始めた時点で
"おしまい" への第一歩というか。

ホントウに、自分に『羽根がない』と納得できる
だけの努力を出来ていたら、その後でなら、
怒りをこめて自分(私の解釈ではあのシーンの
TAKAはPSYCHOMUNITYの住人であると同時に、
そう成れていたかもしれないエス自身でもあり得る
かと)に、『ウソつき』とは言われないでしょ?


それにしても、意外とTAKAさんが平気…って
いうか、突発事態に弱いだけでシナリオが
あれば大丈夫なのか?ヤツは(笑)。←ヘタレめ


ラスト少し前、舞台右上の蝶にライトが
あたって、キラキラして、ホント綺麗でした。


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