ポータブル音楽プレイヤー
2009.12.18 - 02:51
調子わろし(_ _;)。そろそろ寿命かな。
連日5〜12時間の稼働を強いてまもなく4年。
Macユーザーではありますが、iPodではありません。
KENWOODのMEDIA kegシリーズで30GBのヤツ。
周辺機器との利便性はほぼ無視で、
ひたすら音の良さだけを求めて購入した一品。
圧縮ファイルでも再生システムでカバーして
そこそこの音にしてくれます。
真っ黒な外見で、こそっと青く光るところも
ちょっと好きだったりします。←節電しがちだけど
いまこの後継機どーなってんのかな…と検索かけて
愕然とした。大容量HDDプレイヤーって、こんな
絶滅危惧種だったっけ? 特に映像非対応の音専機種。
そんだけの容量でなんで足りるの?
そんな軽いファイルの音で満足なの?
個人的にはMDという媒体の音の悪さに激怒してた
人種なんだけど、私。(データMDはともかくとして)
MP3もだいぶなしだと思ってるんだけど。
業界もどーなの? そんなツールばっか作って、
そんなの対応の音ばっか作っててどーすんの?
耳の悪い底辺のリスナーをいくら増やしても、
そいつらは音楽にカネをかけたりしないから、
自分のクビを絞める結果にしかならないと思うよ。
音楽に限らず、現代という時代は、
マスという概念から離れつつある。
全員が、そこそこの、同じものを欲しがった時代は
もう終わっているんだ。
個人差が大きくなれば、大ヒットなんてでない。
音楽だって、ファッションだって。
この経済主義の中で、その流れが進む方向は、
マニア向け高級品か、最低限=最安レベルかに
2極化するしかない。それはわかる。
でもこの国は、どうにもマニアを軽視しすぎる。
マニアという人種は、確かに扱いづらいけれども、
それぞれの小さなジャンルを支えているのは
他でもないマニア達だ。だって、納得さえすれば
カネを惜しまない人々だからね(自覚はある)。
業界が継続していくためには、なによりも
マニアとスペシャリストの育成が急務だ。
そしてダウンロードという手法が、本当に音楽に
新たな、有益な市場なのかどうかをもっと疑って
いいと思う。
圧縮され軽量化された音しか、商業ベースに
乗れないのだとしたら、それは本物の絶滅だ。
これは、あらゆるジャンルで起こっていることな
気がしています。
ゆっくりとした、本物の絶滅。それは世界の自殺です。
本物を知らないひとに、偽物は見抜けないのにね。
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コメント
そうなんですよ、携帯音楽プレーヤーが買えないのは、あまりの機種選択の無さ
MP3は絶対無しなので(笑)
容量が少な過ぎて、携帯電話でも大して変わらん!!!と買ってませんから
圧縮音源向けに音が作られてる現状はどうにも納得いかないけど
INORANなんかも“それはそれ”と別に考えてますしね。
私は圧縮だけでは耐えられませんが、思えば初期のCDも酷かったし(笑)
ただ、ダウンロードで簡単に手に入ってしまうと、ちゃんとした音源を聴くチャンスが物凄く減るから、音の楽しさを知らずに終わる確率は高いですよね
マニアは大事にして欲しいもんです(笑)
>katzeさん
ですよねー。少数派のマニアが
市場を支えているんですよー。
蛇のみちでメモリー増設の余地を
模索中です。とりあえず現在のも
本体から内蔵バッテリー取り出して
有機溶剤で洗浄したら、また動く
ようになりました。←理系
…理系なのはよっっっく知って居ましたが
バラして有機溶剤で洗濯とは…さすがです(笑)
>katzeさん
有機溶剤は各種揃ってる職場なんですよね、いま。
パラフィン化したり脱パラしたり脱脂したり……。
でもまだ誤作動あるので、買い換えは検討課題かと。
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寄り道と忘れ物 | the fool @ 生駅